バックオフィス兼人事担当です。
さて、学生さんの就職活動は売り手市場が続いており、学生有利の状況となって久しいです。
また、再就職市場も活発で、運のよい人は退職してもすぐ次の職が見つかる状況です。
そのようななかで、弊社では建設業の「キツイ・キタナイ・キケン」と言う世間一般のイメージを払拭すべく、業務の改善を目指して日々試行錯誤しながら従事しています。
これからの時期、暑さはどうしようもありません。外で作業する関係上、少々汚れるのは致し方ありませんし、危険も正直言ってあります。
しかしながら、危険な作業を最低限に減らすべく安全対策を十分に施し、日々作業しています。
3Kばかりを気にする以上に、構造物の築造などにたずさわると、日々完成に近づいていく様子を間近で見ることができ、しかもそれを自分の手で手掛けることができることに喜びを感じられると信じています。
自分が使う橋や自分がクルマで走る道路を自分の手で手掛けられる可能性もありますし、自分が使わないとしても近隣に住まわれているかたが喜んで使ってくださる構築物を造れます。
そこに喜びを感じられる人ならば、建設業界もまんざら悪いものではないのでは?と思ってくださると思います。
また、弊社では国土交通省が導入を表明した「i-Construction」にいち早く対応するため、環境を整えました。
若い世代にも熟練搭乗員ばりに作業できるようにするマシンコントロール重機、測量を楽にするドローン測量の先端技術です。
若い世代にも興味を持っていただくためだけではありませんが、最新技術を積極的に導入する弊社ならではと思っています。
まず、ドローンです。
一昨年後半から工事現場での進捗状況報告のために導入したものにプラスして「DJI社製 Phantom4 Pro」を導入しました。
企業で導入するには一番廉価モデルかもしれませんが、弊社が手掛ける工区範囲ならば十分の性能を発揮してくれます。
しかし、ドローンのみでは測量はできません。
ドローンで撮影した写真を点群解析と呼ばれる点の集合体にする作業によって3Dデータを作ります。それには点群解析ソフトが必要です。
また、そのデータと3D図面と合体させ、施工後の状況を比較することにより出来形検測(完成後の構造物が設計通りに施工出来ているかを計る)を行います。
それにも出来形検測を行うためのソフトが必要です。弊社はいずれも自社で揃えました。
次に、マシンコントロール重機です。
これには設計図面から作成した3D図面を読み込ませ、施工断面などの情報を入力します。
そうすることで重機ではこれ以上は掘削できないなど自動で判断されるようになります。
従来ならば掘削する高さを随時検測しながらの作業となってひとりだけの作業では難しく、また勘に頼ることができる熟練搭乗員でなければ難しいところも多々ありました。
それが熟練搭乗員でなくとも施工断面を設計通りにひとりでの掘削が容易にできるようになりました。
このところの進歩は凄まじいものがありますが、そこに対応できているのも弊社の強みであると思っています。
建設業の人手不足を打破するために最新技術が使えると言う強みをなんとか生かせないかと思う今日この頃であります。